1234567TOTAL
ゴッドイーグルス00000101
亀高ペガサス001001×2
最後にして最高に美しい試合!!

投手   近藤-菊池
捕手   秋山
本塁打  内山
三塁打 
二塁打  
安 打  木村 菊池 秋山
四死球  菊池

6年生最後の戦い

送別大会初戦が28日、南砂グランドにて行われました。
まだ辺りは薄暗い早朝6時に集合した6年生の表情はいつもどおり適度な緩やかさ。
今日敗退すれば最後の公式戦となるだけに、緊張に包まれるかと思いきや、普段通りに練習メニューを消化し、いざ南砂グランドへ。
対戦相手は砂町リーグ全勝優勝の王者亀高ペガサスさん。
ぴりっとした冬の空気が支配するなか、試合は予定通り8:45にプレイボールを迎えます。

息をもつかせぬ投手戦

先行のゴッドは、序盤に先制点を奪い、試合を優位に進めたいところでしたが、三者三振の立ち上がり。
亀高ペガサスさんの先発投手は、低めに鋭いボールを集め、まったく手を出せず。
対する先発誠二郎も負けじと今季最高のピッチングを披露。
右腕を豪快に振り抜くと、唸る直球が次々に侑輝のミットにおさまり、わずかに遅れて激しくパチーンという音が響き渡ります。

衝撃の一撃

試合は淡々と進む一方で、いつ動き出すか分からない異様な空気に包まれます。
最初のチャンスをつかんだのは亀高ペガサスさん。
3回裏、先頭打者にヒットを許すと、盗塁と犠打で1死3塁のピンチ。
ここでサード前に勢い無く転がった打球が結果的にフィルダースチョイスとなり、先制点を許します。

球威の衰えをまったく見せない両投手の投げ合いに、このままウノゼロかと思われた6回表。
大瑚の打球はやや乾いた音を残しながらも、飛球はホームランラインをはるかに超える同点アーチ。
衝撃の一撃に、いったん静寂が訪れるも、ベンチ、応援席はすぐさま歓喜に包まれます。

最後に最高の試合

同点に追いついて迎えた6回裏、2番手には大雅が登場。
精神的にも成長し、たくましいオーラをまとった大雅は力強い投球で簡単にツーアウトとします。
しかし、ここから四球と失策が絡み、被安打ゼロで勝ち越し点を許してしまいます。

最終回、大雅が意地の内野安打で出塁、同点のチャンスを演出しましたが、後続が絶たれ、残念ながら1-2で敗退となりました。
敗れはしたものの、選手たちの表情には「悔いなし」の文字が・・・
試合終了後は対戦相手と談笑する姿も見られました。

素晴らしいチームワーク

これで6年生の冒険は幕を閉じました。
7人の個性はまったく異なりバラバラでしたが、決してぶつかり合うことはなく、チームワークは最高のチームでした。
このようなチームで野球ができたことは彼らの心の中に美しい財産として生き続けるでしょう。

1年間の活動を終え、結果はともあれ、晴れやかに戦いを振り返るコメントを口にする6年生の表情をみて、安堵間で胸がいっぱいになりました。
コロナ禍との戦いもあるなかで、多くの方々にご協力をいただき、無事に全日程を消化することができました。
これまで応援ありがとうございました。

表情を変えず、圧巻の投球を見せた誠二郎。
春先のか弱さは消え去り、鋭い眼光を放つ虎と化した大雅。
この1年間マウンドに立ち続けたふたりには心から拍手を送りたい。

最後の試合で将都は意地のヒット、そして大瑚は驚愕のアーチ。
野球を続けるもの、そうでないもの様々だが、この成功体験を次の舞台で生かしてほしい。

自分なりに導き出した答えで、主将としてチームを牽引した圭吾。
その主将を支え、心の友としてサポートした陽平。
大きな声と笑顔でチームに勇気を与えた侑輝。
人は必ずしも数字だけで評価されるものではない、この1年、キミたちの貢献度は計り知れないものがあった。