江東大会  1回戦 U6 (2021/4/11 14:00 夢の島野球場)

投手　　 近藤－菊池－竹本
捕手　　 秋山
本塁打　 近藤
三塁打　 竹本
二塁打 　 　
安　打　 菊池　秋山　近藤　福島　木村②　寺田　
四死球　 内山　福島

文句のつけようがない晴天の下、今年も江東大会が開幕。
選手たちの晴れ舞台を歓迎するかのように、暑くもなく、寒くもなく、絶好の野球日和となりました。

「今日はお祭りだ」という試合前の監督の掛け声にも、選手の顔はどこか緊張気味。
2年連続で豊洲ジュニアキングさんとの対戦となった初戦は、予定通り14:30にプレイボールとなりました。

最大の課題ともいえる初回の攻防。硬さの見える1回表は淡白な攻めで無得点に終わり、守りではエラーから出塁を許す嫌な展開。
ここで侑輝が矢のような送球で二盗を阻止、流れを引き戻します。

2回の表、誠二郎のソロホームラン、下位打線につながりが出て2点を先制するも、3回裏、相手クリーンナップに連打を浴び、すぐさま同点に追いつかれます。
その後は両投手の好投、互いに好守が飛び出し、一進一退の攻防が続きます。

終盤に入ると試合はさらに緊張感に包まれ、一瞬たりとも気が抜けない展開に。
誠二郎からマウンドを託された大雅は、一打逆転のピンチにも相手4番打者を三振に打ち取り、試合の流れを渡しません。

最大のターニングポイントは6回の裏、無死1塁2塁の大ピンチに投手交代。
指名された康輝は「ぼ、僕ですか」と驚きの表情。それもそのはず、今シーズンほぼ実戦での登板はゼロ。しかし、今日の投球練習では安定した制球力を見せていたこともあり、ベンチはここで大きな決断。
すると康輝がベンチの期待に応え、冷静なピッチングを見せます。大瑚のビックプレイもあり、無失点で切り抜けます。

流れを一気に引き寄せると、最終回は1死2塁3塁のチャンスに康輝がセンターオーバーの3塁打を放ち、勝ち越しに成功。大雅のタイムリーも飛び出し、3点リードを奪います。
7回の裏、最終バッターの打球は天高く舞い上がり、主将圭吾のグローブにおさまった瞬間、緊張感から解放された選手たちからは一気に笑顔が溢れだしました。
互いに四球も少なく、好守備連発で白熱した試合は6-3で勝利、1回戦を突破することができました。

今日はボールに食らいついて「必ず捕ってやる、打ってやる」という強い意志を感じました。
それは今までの練習試合では見ることができなかった選手の表情であり、姿勢でもあります。
たった1試合、1勝ではありますが、計り知れないほどの価値ある1日だったに違いありません。

4年生をはじめ、多くのOB父母も応援に駆けつけて頂き、どうもありがとうございました。

2回戦は潮見パワーズさんと4月25日に再び夢の島で開催されます。
引き続き応援よろしくお願いします。